|
タイトル |
歳時記を唄った童謡の謎(サイジキヲウタッタドウヨウノナゾ) |
|
春夏秋冬、四季の移ろいを感じられる日本では季節ごとに行事や儀式、またその季節ごとの旬というような楽しみがあります。そして、昔から歌い継がれている童謡や唱歌にも、その季節を感じられる歌や、その行事を歌った曲がたくさんあります。
本書ではその日本に伝わる歳時記、伝統行事などを、童謡や唱歌で振り返り、読み解いていきます。
1月(睦月)から始まり12月(師走)まで、お正月の節句、春の桃の節句、5月の端午の節句、夏の七夕、秋の重陽の節句など、誰もが口ずさんできた童謡の、その歌詞に込められた意味や想い、曲が作られ歌われた背景などを「童謡の謎」で知られる著者が、解説、分析していきます。
季節の行事や歳時記にも詳しくなり、案外、知らずに歌っていた童謡の秘密を知って、明日誰かに話したくなる新しい知識がいっぱいの1冊です。
【目 次】
まえがき
第1章 睦月から弥生
1元旦 一月一日 元旦は国民全員の誕生日だった!
2節分 まめまき 豆をまくのは“魔の芽”を摘み取るため!
3建国記念日 紀元節 建国記念日の建国とはどの時点か?
4富士山の日(2月23日) ふじの山 日本一の山ではなかったことがある?
5春 しゃぼん玉 しゃぼん玉は子供の命のことだった
6春 はないちもんめ 「勝ってうれしい」は「買ってうれしい」だった
7桃の節句 うれしいひなまつり 神様の元に“お嫁にいらした”ねえさま
83.11(東日本大震災) 花は咲く 被災地へ義援金になっていく歌
9卒業式 贈る言葉 卒業生がモデルではなかった卒業の歌
10卒園 一年生になったら ともだち100人…児童心理を突いた歌
11春 さくらさくら ふたとおりの歌詞で習う国花の歌
第2章 卯月から水無月
12春 ちょうちょ ちょうちょには2番もあった!
13端午の節句 こいのぼり 詞の中におかあさんが登場しないのは?
14新茶 ずいずいずっころばし 茶壺に追われてとっぴんしゃんとは
15母の日 かあさんの歌 はじめ「母の日」は3月だった!?
16父の日 うちのお父さん 「父の日」にはバラを贈るのが本当!?
17梅雨入り アメフリ 蛇の目でおむかえ、雨もまたうれし
18らくだの日(6月22日) 月の沙漠 ”らくだ”に隠された意味とは?
第3章 文月から長月
19童謡の日 かなりや 童謡一号曲は今こそ大切な歌である
20七夕の節句 たなばたさま 年に一度だけ逢える織姫と彦星
21お盆 僕は唱歌が下手でした みたままつりで出会った歌
…