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タイトル |
図説 近代日本土木史(ズセツ キンダイニホンドボクシ) |
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近代土木史研究の最新成果を取り入れつつ、図面・写真・データ・年表類を豊富に用いて編集・解説された土木史分野で初めての図説教材。
本書は、土木技術者が知っておくべき最低限の歴史情報(主要トピック・人物・データなど)を盛り込んでおり、現在の業務や研究に活かしうる知の源泉としての教材である。文明や文化の形成において、土木が本来担うべき役割の再考を促すきっかけともなる。
教育現場での教材としての使い勝手を考えて、多岐にわたる土木の各分野を、15回程度の講義の中でできるだけ網羅的に扱う目次構成としている。各分野を代表するプロジェクトを選定し、その紹介を軸としながら、各分野の特徴を浮かび上がらせることを企図した。時代順に各章が並んでいるので、おおよその土木史の流れをつかむことができる。近代のインフラ、国土、都市に興味をもつ一般の方にもお薦めしたい図書である。
01. 世界の中の近代日本土木
02. 鉄道 ── 東海道本線
03. 開拓 ── 北海道開拓
04. 河川 ── 淀川改修
05. 港湾 ── 横浜築港
06. 都市計画 ── 東京市区改正事業
07. 都市の再生 ── 琵琶湖疏水
08. 水道 ── 神戸水道
09. 干拓 ── 児島湾干拓
10. 郊外開発 ── 阪急と沿線開発
11. 道路 ── 国道1号
12. 災害からの復興 ── 帝都復興事業
13. 植民地経営 ──満州
14. 発電 ──黒部渓谷開発
付録 東北開発計画