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タイトル |
京都大とノーベル賞(キョウトダイトノーベルショウ) |
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2018年、ノーベル医学生理学賞に輝いた本庶佑。
その栄誉の背景には、京都大学医学部の創造性に満ちた伝統と、生命の謎に挑む熱き探求心のリレーとがあったーー。
医師免許をもつ京都新聞記者が、山中伸弥・京都大学iPS細胞研究所所長ほか、第一線の研究者たちへ徹底取材。
京大のもつ豊かな研究の土壌を探訪しつつ、ノーベル賞受賞の舞台裏から、伝説の研究室のエピソード、「オプジーボ」誕生までのドラマ、一流の科学者たちのそれぞれの流儀、がん免疫治療の最前線、産学連携の現在と未来までを活写する。
本庶佑氏への単独インタビューも特別収録。
まえがき
第1章 受賞の舞台裏
受賞を知った第一声/ノーベル賞と京都/受賞者発表への準備/ノーベルウィーク開幕前夜/光るユーモア/こぼれ話:ストックホルムの京都人 ……
第2章 オプジーボのできるまで
PD1とはなにか/ある科学者の執着心/T細胞の秘密へ/もう一人の大家/発見者のその後/こぼれ話:科学者の流儀 ……
第3章 伝説の研究室
にぎり飯より柿の種/研究の猛者/躍進の秘密/精神のリレー/系譜の先に/こぼれ話:意外な交流 ……
第4章 がん治療の未来
がんの正体とは/ライバル同士の研究室/iPS細胞とES細胞/免疫療法の「合わせ技」/オプジーボの可能性/こぼれ話:もうひとつの偉業 ……
第5章 産学連携は大学を救うか
創薬と企業/iPS細胞研究所の戦略/ノーベル賞受賞者・山中伸弥/産業界とウィンウィンに/危機にある日本の科学/こぼれ話:賞がある意味 ……
第6章 特別収録本庶佑単独インタビュー
ノーベル賞を受けてから/科学と社会のつきあい方/世界に出る意味/現代科学の生命観/やがて訪れる死について……
あとがき
参考文献