ボーイング777（トリプルセブン）-200型は当初，長年にわたって世界で活躍してきた767型（ジャンボ）の改良版として開発が進められていました。デジタル開発基盤と3次元コンピューターグラフィックスのみを使用して開発され，従来行われていた高価な実物大模型の製造が不要となった画期的な飛行機です。また，トリプルセブン専用の高度な推力エンジンが設計・製造され，いくつかの新機能が加わったことで注目を集め，777-200型は世界中の航空会社で瞬く間に採用されました。これを皮切りに，777シリーズの歴史が始まります。 本書では，777-200型をはじめとするクラシックモデルから，最新モデルまでの歩みを追うとともに，エンジンや翼の構造，さらには客室内部の詳細まで詳しく解説。また，飛行機ファンにはたまらない開発中の写真や，777のさまざまなタイプの写真も多数収録。 777シリーズが 航空業界で長くトップに君臨していた理由がわかる一冊です。 はじめに　ボーイング777 〜アメリカのフラッグシップ機〜 第1章　初期のトリプルセブン群 ボーイング777-200ER型 ボーイング777-200LR型 ボーイング777F型 第2章　300 スリーハンドレッド ER ボーイング777-300ER型 第3章　777-300ER型のフライトテスト 第4章　「トリプルセブン」を改良する 第5章　「 トリプルセブン」のエコデモンストレーター・プログラム 第6章　ブリティッシュ航空の「トリプルセブン」 第7章　ボーイング777 貨物機 第8章　ピマのボーイング777-200型 第9章　日本のトリプルセブン 第10章　ボーイング777X型 ボーイング777-8型 ボーイング777-9型 第11章　翼 第12章　ウイング・ファクトリー 翼の 造  第13章　客室 第14章　世界最大のターボファン・エンジン 第15章　777X型の道のり 第16章　777X型の最新情報