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タイトル ペロブスカイト太陽電池(ペロブスカイトタイヨウデンチ)
著者名 日本化学会/宮坂 力(ニホンカガクカイ/ミヤサカ ツトム)
出版社名 共立出版
ジャンル 科学・医学・技術
isbnコード 9784320044890
書籍のサイズ 全集・双書
発売日 2024年01月25日頃
販売価格 2,310
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太陽電池としてトップクラスのエネルギー変換効率に進化したペロブスカイト太陽電池、その研究の背景、歴史、しくみ、応用技術を解説 ペロブスカイト太陽電池は、リチウムイオン電池や半導体レーザーなどと並び、日本で生まれた数少ない電気・電子デバイスの1 つである。この研究は、化学と物理を巻き込み、学際的な研究促進によって、太陽電池としてトップクラスのエネルギー変換効率に進化した。本書では、ペロブスカイト太陽電池のしくみを解説し、その応用技術まで紹介する。第1 章ではまず地球環境問題に触れて太陽光輻射エネルギーの特徴と太陽電池の種類を紹介する。第2章ではペロブスカイト太陽電池を発明した研究の背景、そして高効率化の研究の歴史を紹介する。第3章は、ハロゲン化ペロブスカイトの材料としての特徴(光物性、半導体の電子物性)の解説である。そして、第4章から第7章は本書の中心部であり、ペロブスカイト太陽電池の具体的な作製方法と高効率化のための最先端技術を解説する。第8章ではペロブスカイトを使う光電変換の応用が、屋内IoT から宇宙環境まで広がっている状況を述べて、社会実装へ向けた多くの可能性を紹介する。第9章ではGXへ向けて地産地消の自給自足エネルギーとして普及させる方法を紹介する。 第1章 はじめに 太陽エネルギーとサステナビリティ 第2章 ペロブスカイト太陽電池の発見と先導研究 第3章 ハロゲン化ペロブスカイト結晶の光物性 第4章 ペロブスカイトの薄膜の作製 第5章 ペロブスカイト太陽電池の性能 第6章 ペロブスカイト太陽電池の高効率化 第7章 鉛を用いないペロブスカイト太陽電池 第8章 広がる産業応用 第9章 地産地消の自給自足電力としての普及 コラム目次  1. 太陽の輻射から取り出せる最大電力はどのくらい? 2. 世界初の太陽電池は1954 年,宇宙に飛び立つ 3. エネルギー変換には必ず熱損失を伴う 4. 光合成の太陽エネルギー変換効率はどのくらい? 5. 鉱物学者を惹きつけた黒い光沢(灰チタン石) 6. 2 次元ペロブスカイトの研究(日本,1989-2002) 7. 色素増感太陽電池とは 8. ペロブスカイト太陽電池の発見につながった研究者の交流 9. 急進したペロブスカイト太陽電池の研究と効率 10. ハロゲン化銀とペロブカイトは近い仲間 11. 良く光る材料は高い発電効率をもつ 12. カラフルなペロブスカイトLED 13. 太陽電池の発電で起こる電圧の損失 14. 様々な天然物質もパッシベーションに起用 15. ペロブスカイト太陽電池に含まれる鉛の量は? 16. 両面で集光し発電する 17. ロール・ツー・ロール(roll-to-roll)式の太陽電池生産 18. シリコン太陽電池はなぜ屋内で使えない? 19. “見えない” パワーから“見せる” パワーへ 20. 宇宙の放射線の量はどのくらい? 21. 目指す木星は日射が弱い,曇天〜雨天の明るさ






 
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