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タイトル |
コンピュータネットワーク概論 第2版(コンピュータネットワークガイロンダイニハン) |
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我々が当たり前のものとして使用しているインターネットは、コンピュータ技術と通信技術の融合によって生まれたコンピュータネットワークから発展したものである。そして、電話機能、データ通信機能など、従来個別に提供されていたサービスを統合して利用できるようになってきている。まさにインターネットによって、新しい情報化社会が実現されてきている。このような社会変化に示されるように、コンピュータネットワークはすでに日常生活の営みにおいてすべての基盤となっており、その技術はますます重要となっている。本書は時々刻々と発展するコンピュータネットワークについて、基本となる技術をまとめている。
初版から10年余りが過ぎ、その間、技術革新は進展し、ネットワーク技術もより高度になった。第2版にあたっては、初版(2014年)以降に出現した新技術を取り入れ、今後のネットワーク論に役立つ内容とした。
本書は理系のみならず文系の大学学部学生も対象としており、コンピュータネットワークの基礎・応用技術について図を多用しながら丁寧に解説した入門書である。各章の最初にその章のポイントやキーワードを示して予め内容が概観できるようにし、章の終わりには演習問題を載せて理解度の確認を行えるようにした。
なお本書は「基本情報技術者試験」におけるコンピュータネットワークの出題内容をすべて満足している。本書を学ぶことでさらに発展的な内容にも進んでいけるであろう。