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タイトル |
責任あるAIとルール(セキニンアルエーアイトルール) |
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AIのあらゆるリスクに対処した「責任あるAI」とそれを実現するためのルールとは?
◆「AI事業者ガイドライン」(総務省・経済産業省)の策定にかかわった著者が、AIがもたらすリスクと希望をあきらかにし、人、企業、国がAIとどう向き合っていくべきかを綴る。
◆人間はテクノロジーによって支配されるのではなく、テクノロジーをコントロールしながら、自分たちにとって最善の方法で活用していかなければならない。
◆AIを恐れず、AIが不可欠な社会で生きていくために、必要なことを読者と一緒に考える。
【主要目次】
第1章 社会に浸透するAI
金融機関での融資の拒絶/採用AI/Chatbotとの会話による自殺/AIのリスクと利用の促進/シンギュラリティ? 超知能? 人類の滅亡?
第2章 AIによるリスク
AI倫理と責任あるAIとは/仕事の喪失/差別/プライバシー/透明性
第3章 生成AIによるリスク
生成AIの課題/誤情報/ディープフェイク/違法・有害コンテンツ/バイアス/著作権/プライバシー/その他の問題/働くことにもたらす影響/教育にもたらす影響/ChatGPTに関する公的機関によるドキュメント類
第4章 不吉な未来
ブラックボックスな社会/すべてはAI任せ/人間の能力の低下/多様性の欠如
第5章 AIに関する国内外のルール
規制のアプローチ/国際機関におけるAI原則ーーOECD、G7、G20を例に/各国・地域におけるアプローチ/そもそもAIをなぜ規制する必要があるのか
第6章 人間なら安心か
AIではなく人間だったらいいのか/人間の信頼性とは
第7章 AIがもたらす可能性
生産性向上/効率化/危険な作業の回避/評価してもらえる機会の創出・公平な評価/社会の安全/学習の機会・能力の向上/熟練技能者の技能を保存/待機児童の解消/ヘルスケア/環境問題/人間に寄り添う存在?
第8章 何をすればよいのか
人間によるチェック、モニタリング/適切なタイミングでの人間の介入/透明性(Transparency)/アカウンタビリティ(Accountability)/制御可能性(Controllability)/アセスメント/フィードバック/監査等/外部諮問組織/事例共有/従業員教育/生成AIへの対処/学際的な視点・教育の重要性/人間の「知りたい」という欲求とどうバラン
スをとるか
第9章 組織と社会の設計図
組織におけるリスクマネジメントの構築/組織のあり方/社会のあり方
第10章 国に求められること
行き過ぎる規制によってイノベーションを阻害しないために/分野横断的なAIを所管する組織の必要性/インシデントの共有体制/AI兵器を開発・利活用しない/ガイドラインの制定/AIの使い方に関する周知と教育/AIのリスクをふまえた政府調達基準の整備/先ず、隗より始めよ