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タイトル |
節税と税務否認の分岐点 〜納税者の主張・税務署の主張(セツゼイトゼイムヒニンノウゼイシャノシュチョウゼイムショノシュチョウ) |
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<本書の三大特長>
1 税歴60年の著者が紡ぐ租税理論
著者の品川芳宣氏は、国税職員、学者、実務家と官学民の経歴を持つ稀有な税界人であり、税に携わる人であれば知らない人はいない税分野の大家。特に国税庁の訴訟担当や裁判所の調査官として税務訴訟の現場に立ち会い、また、数々の通達を立案して適正公平な課税に努めてきた実績は公知の事実。そうした著者が示す税実務の現場に通用する実践的な税理論を会得できる。
2 あらゆる税実務の土台となる考え方(タックス・マインド)が身につく
こうした影響力を持つ著者が自身の経歴から培った知見により、昨今話題のマンション節税と否認規定との関係や航空機リース事件などのリーディングケースを検討しながら、節税・租税回避・脱税の違い、さらに税実務の土台となる考え方、いわば「タックス・マインド」が身につく。
3 税務争訟への骨太の対応方法を提示
裁判で常に争点となる納税者による「行き過ぎた節税」と税務署による「酷に過ぎる税務否認」について、実務家と国税組織の両者の立場を経験し理解する著者が、現実的かつ骨太の対応方法を提示。税務調査時の折衝や不服申立て、さらに税務訴訟の現場に応用できる。
序 章
第1章 租税法律主義と私法上の取引
第2章 税理士等の職務と節税
第3章 節税・租税回避・脱税の区分
第4章 税務否認の形態
第5章 法律による否認
第6章 通達による限定条項の適用
第7章 税務否認と租税制裁
第8章 税務否認の救済方法
第9章 税務否認に対する実務上の対策
第10章 税務否認と判例研究
結 章