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タイトル |
親と子の生涯発達心理学(オヤコカンケイノショウガイハッタツシンリガク) |
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思春期までを対象として語られがちな親と子の関係について、妊娠期の「親になる」という意識から老いた親の介護にまつわる感情までを、生涯発達の視点から詳細に解説する。また類書では言及の少ない男性の関わりについても積極的に取り上げる。近年増加する親子関係の諸問題を理解する上で必須である、親子の健常な発達を知るための一冊。
目次
はじめに
第1章 親子研究の萌芽期
はじめに
1 子育てに関する啓蒙書の時代
2 本格的な親子研究の起源
第2章 親子関係のはじまりーー親になる過程
はじめに
1 親になる過程の発達理論
2 母親になる意識
3 父親になる意識
4 親になることによる人格的成長・変化
5 夫婦関係の変化
第3章 乳幼児期の親子関係ーー研究視点の変遷
はじめに
1 乳幼児期を理解するための基礎理論
2 1980年以降の愛着研究の発展
3 父親研究の動向
第4章 児童期の親子関係
はじめに
1 児童期を理解するための基礎理論
2 児童期の親子関係に関する研究
3 児童期の親子関係尺度
4 親の養育態度がきょうだい関係に及ぼす影響
第5章 青年期の親子関係
はじめに
1 青年期を理解するための基礎理論
2 青年期の親子関係に関する研究
第6章 成人期の親子関係
はじめに
1 成人期を理解するための基礎理論
2 成人期の親子関係に関する研究
3 アンビバレントな親子関係
4 父親のメンタルヘルス
第7章 高齢期の親子関係
はじめに
1 高齢期を理解するための基礎理論
2 高齢者の心理的特徴
3 高齢期の親子関係に関する研究
引用文献
人名索引
事項索引
著者略歴
東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程
単位取得満期退学。現職は目白大学人間学部教授。博士(心理学)。
著書に『ゼロから教えて発達障害』(2012,かんき出版),
『メゲない人のポジティブ心理学』(2010,PHP研究所),
『手にとるように発達心理学がわかる本』(2009,かんき出版)ほか。