結婚式、葬儀といった人生の二大儀礼から、成人式、入学式、卒業式、入社式といった通過儀礼、さらには神話や祭り、オリンピックの開閉会式から相撲まで、あらゆる儀式・儀礼についての文献を渉猟した著者が、「儀式とはなにか」をテーマ別に論究。
「人類は生存し続けるために儀式を必要とした」という壮大なスケールの仮説の下、知的でスリリングな儀式有用論を展開する。
儀式の本質に迫るとともに、現代日本を蔽う「儀式不要」の風潮が文化的危機であることを論証する600頁の書き下ろし!
1章 儀礼と儀式
2章 神話と儀式
3章 祭祀と儀式
4章 呪術と儀式
5章 宗教と儀式
6章 芸術と儀式
7章 芸能と儀式
8章 時間と儀式
9章 空間と儀式
10章 日本と儀式
11章 世界と儀式
12章 社会と儀式
13章 家族と儀式
14章 人間と儀式