本書では、短期間で労働法をマスターすることができるように、まず労働法の全体像・体系を説明し、その後のインプットに備えフレームを作ります。その後、本文で論点を解説していきますが、ハイレベルな内容を初心者でもわかりやすく読んでもらうために、すべての項目において基本的な概念の説明から入ります。その後で、問題点の提起をし、判例・通説の立場から説明していきます。また、1冊で労働基準法、労働組合法、労働安全衛生法、労働関係調整法などについて、公務員試験に必要な情報を網羅してあります。国家1種試験では出題範囲が広いのが特徴ですが、そのすべてを解説してあります。これに対し、地方上級、市役所の試験では出題の範囲は限られていますので、出題年度を明記してあります。