知識人としてのロバート・ベラーーー「日本」と「軸」についての試論
1.共同体の外に立つ人
2.日本・ファシズム・非軸的なもの
3.「軸」と「知識人」
反転と残余ーーふたつの「自我の社会学」におけるふたつのラディカリズム
1.はじめにーーふたつの「自我の社会学」
2.まなざしのオブセッションーー「恥と羞恥」と「まなざしの地獄」
3.自己革命のモノグラフーー『ルソー』と『宮沢賢治』
4.〈明晰〉なる反転ーー『自我の起原』
5.残余のラディカリズムーー『生成の社会学をめざして』
いけにえ・憐憫・赦しーー作田啓一と「戦後」
1.原罪といけにえーーBC級戦犯のケースから
2.いけにえと憐憫ーードストエフスキー・ルソー・ローティ
3.赦しと〈他者〉--「共同体の外部」へ
別れの文化ーー吉田民人・大村英昭・井上俊における「死の社会学」
1.はじめにーー『別れの文化』
2.絶対所与性と相対所与性ーー吉田民人における「人間解放」と「幸福」
3.はかなさ・鎮め・ダンディズム
--大村英昭における「もう一つの精神史」
4.遊びと死にがいのあいだーー井上俊における「別れの文化」