ユニークで謎めいた図像と執拗なまでの精緻な線描が織りなす濃密で幻惑的な世界。挿絵のあり方を超え、イメージを自在に展開させて生まれた、横尾忠則のイラストレーションの総決算にしてグラフィック・ワークの最高傑作。1974?75年にかけて新聞連載された瀬戸内晴美(寂聴)による時代小説「幻花」のために横尾忠則が描いた挿絵全371点を完全収録。
幻花
小説の筋と無関係なさし絵(瀬戸内寂聴)
めくるめくヴィジョンーー横尾忠則「幻花」挿絵への誘い(林優)
Illustrations Unrelated to the Content of the Novel (Jakucho Setouchi)
Radiant Vision: An Invitation to Tadanori Yokoo’s Illustrations for Genka (Fantasy Flowers) (Yu Hayashi)