|
タイトル |
メディチ家の紋章<上>(メディチケノモンショウ) |
|
盗賊の頭領サンディーノに追われる少年、マッテオは、溺れかけていたところをレオナルド・ダ・ヴィンチに助けられ、のちに工房の一員として迎え入れられる。少年は、この巨匠が仕事のときにはいつもかたわらにいることになった。その仕事は、壁画の制作から、飛行実験、死体解剖にまでおよぶものだった。悪名高き征服者、チェーザレ・ボルジアに雇われていたダ・ヴィンチとその一行には、絶えず殺人と陰謀、復讐がついてまわる。それは、マッテオが握っているあるものーボルジア家とメディチ家が、なんとしてでも手に入れたい秘密のためでもあった…。教皇、メディチ家、チェーザレ・ボルジアらが趨勢を競う16世紀イタリアを舞台に、ジプシーの少年、マッテオの冒険と成長を描く。カーネギー賞受賞作家、渾身の作!