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タイトル |
メディチ家の紋章<下>(メディチケノモンショウ) |
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盗賊の頭領サンディーノに追われる少年、マッテオは、溺れかけていたところをレオナルド・ダ・ヴィンチに助けられ、のちに工房の一員として迎え入れられる。少年は、この巨匠が仕事のときにはいつもかたわらにいることになった。その仕事は、壁画の制作から、飛行実験、死体解剖にまでおよぶものだった。悪名高き征服者、チェーザレ・ボルジアに雇われていたダ・ヴィンチとその一行には、絶えず殺人と陰謀、復讐がついてまわる。それは、マッテオが握っているあるものーボルジア家とメディチ家が、なんとしてでも手に入れたい秘密のためでもあった…。ダ・ヴィンチの元を離れ、傭兵となったマッテオ。教皇軍によるフィレンツェ侵攻がせまるなか、友を救うために、最後の戦場へと身を投じる。カーネギー賞受賞作家、渾身の作!