日本縦断の旅に出た矢先、初対面の美女に船から突き落とされた北原南。なんとか泳ぎ着いた島には、眼鏡の青年が待ち受け、南に「合格だ」と言う。死なずにこの島に辿り着いたからここで雇ってやると言う青年は、この島・天国島の番人(オーナー)・天間夕凪。「今日からお前は俺の下僕だ!」と言い放たれ茫然とする南。その島の住人である犬や鳥などの「獣人」たちと島の仕事をし始めた南は、夕凪が夜の海で、水浴びしているのを目撃する。それは“客”を迎え入れるための禊だ、という夕凪。“客”とは一体? そしてこの島は何のためにあるのか? 謎が多すぎて戸惑う南だったが⁉