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タイトル |
感染症でまなぶ日本と世界の歴史(カンセンショウデマナブニホントセカイノレキシ) |
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人類史に刻まれた感染症の痕跡は,かくも深かったのか。
COVD-19からエイズを経て日本住血吸虫症まで,感染・発病のメカニズムだけではなく,感染症に映る貧困や差別の歴史が豊富な事例とともに詳述されている。人間と動物,医学と歴史学,日本史と世界史に複数の橋をかける挑戦的な研究法と教育法に,私は知的興奮を禁じえない
ーー藤原 辰史(歴史学者,京都大学人文科学研究所)
■さまざまな視点から歴史をとらえられる13の感染症
・各時代の経済・社会・国際関係や地域での取り組みに言及
・医学・公衆衛生の発展とともに,社会の変化や人々の様子が浮かび上がる
■医学×歴史学×歴史総合(歴史教育)
・医学的な解説,歴史研究の視角や論点をおさえられる
・医学,歴史学の知見もふまえた授業案,教材化の切り口を提示
■豊富な資料
・授業でも活用できる資料を本文中に多数掲載
・基本的な知識を確認できる巻頭の資料・用語集
・WEBサイトで閲覧できるデジタル付録(書籍掲載のURL,二次元コードからアクセスできます)
【章立て・執筆者一覧】
第1章 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)
大曲 貴夫 飯島 渉 大房 信幸
第2章 インフルエンザ
林 陽香 西浦 博 鎮目 雅人 伊藤 和彦
第3章 エイズ
門司 和彦 永島 剛 伊藤 和彦
第4章 天然痘
森川 茂 青木 歳幸 古澤 美穂
第5章 結核
和田 崇之 市川 智生 磯谷 正行
第6章 ハンセン病
三木田 馨 廣川 和花 古澤 美穂
第7章 レプトスピラ症
小泉 信夫 高部 響介 菊池 美幸 磯谷 正行
第8章 ペスト
濱田 篤郎 飯島 渉 伊藤 和彦
第9章 コレラ
山城 哲 菊池 美幸 齋藤 健太朗
第10章 マラリア
狩野 繁之 脇村 孝平 大房 信幸
第11章 土壌伝播蠕虫感染症
倉持 利明 井上 弘樹 齋藤 健太朗
第12章 リンパ系フィラリア症
多田 功 市川 智生 磯 寿人
第13章 日本住血吸虫症
千種 雄一 井上 弘樹 遠藤 美樹
デジタル付録
[協力]森保 妙子