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タイトル |
手塚治虫「戦争漫画」傑作選(2)(テズカ オサム センソウ マンガ ケッサクセン) |
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手塚漫画の面白さは、時代を経てもけっして色褪せることがありません。あらためて読むと、まず絵の素晴らしさ、ストーリーの絶妙さに驚き、「やはりテヅカって凄い!」と心の底から実感できるはずです。手塚虫治は自らが体験した「戦争」を生涯のテーマとし、繰り返し作品に取り上げてきました。本書では、疲れた中年男が同窓会に出席するため、懐かしの校舎を訪ねるシーンから始まる、短編の白眉『カノン』をはじめ、おなじみの「ブラック・ジャック」からベトナム戦争を題材にした問題作など、計一〇編を収録。息子にも読ませたい、日本の漫画遺産がここに。