全ては、1794年に「腕木通信」が誕生したのが始まりだった。それから250年後の2045年、コンピュータの能力は人間を超え、私たちの生活は激変するといわれる。情報技術の変遷を意外なエピソード満載で楽しくたどる。
「本書のテーマである情報技術にも歴史がある。進展著しいその歴史を問うことで、私たちがなぜ現在の立ち位置にあるのかを確かめられるに違いない。また、足場を固めたその視座から、来る社会について熟考することもできるだろう。
そうすれば、未来に対してただただ不安を募らせるよりも、より客観的で精度の高い洞察、あるいは「気づき」を手にできるのではないか。」(「はじめに」より)