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タイトル |
絵と写真でわかる へぇ〜!びっくり!日本史探検(エトシャシンデワカル ヘェ ビックリ ニホンシタンケン) |
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「スフィンクスと記念撮影するサムライ」「江戸開城談判」
「二日町村傘連判状」「昭和天皇のマッカーサー訪問」……
歴史の教科書でよくみた あの「一枚」のウラ側へ
授業では教えてくれなかった“知られざるエピソード” 人気歴史研究家がご案内!
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「知らなかった!」の連続 これだから歴史って面白い!
※本書は、2021年に単行本で刊行した『絵画と写真で掘り起こす「オトナの日本史講座」』の文庫化です※
歴史教科書や副読本には、多くの絵画や写真が掲載されている。
きっとみなさんにも、強く印象に残っている一枚があると思う。
こうした史料は、日本史を大きく変えたから教科書等に掲載されているわけだが、
文字数の制限もあり、どうしてもキャプションを読んだだけでは完全に理解することはできない。
そこで本書では、そういった絵画や写真がいったい歴史的にどのような意味を持っているのかを詳しく解説してみた。
きっとこれで、あなたの長年の疑問も氷解するだろう。
(「はじめに」より)
【以下、目次一部抜粋】
第1章 日本史を変えた決定的な“一枚”
●絵画 「江戸開城談判」
幕末史の超有名シーン「勝・西郷会談」
会談は、江戸を戦火から救う決定的瞬間ではなかった!?
動乱の裏で目論見の外れた勝、権限を奪われた西郷
●絵画 「板垣君遭難之図」
日本政治の体制変更を語るうえで欠くことのできない事件
板垣退助を襲った犯人の正体
事件によって板垣は、「自由民権の神様」となった
第2章 教科書に載る“一枚”の意外な真実
●写真 「二日町村傘連判状」
立場の差や責任者を明示しない「日本型契約書」
「一揆」が起こる際の条件
年貢主体から重商主義への転換点となった郡上一揆
●絵画 「慶應四豊年踊之図」
「御札降り」と「神罰」騒ぎから始まった「ええじゃないか」
「ええじゃないか」以前にもあった「御札降り現象」
日本全体を巻き込んだ民衆狂乱
つくられた狂乱は、政情不安と幕府の転覆につながった
第3章 知られざる“一枚”が物語る日本史の真相
●絵画 「日本橋本石町長崎屋」
「オランダ人は出島の外には出られない」なんてことはなかった
旅する江戸時代の西洋人たち
実は、江戸の庶民も輸入雑貨店で舶来品を手にしていた
●絵画 「宇治橋下の五十鈴川で手網を持つ人々」
聖と俗が隣り合わせの一大アミューズメント!?
江戸時代の伊勢参りは命がけだった
聖域への架け橋で繰り広げられた銭集めのパフォーマンス