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タイトル |
一人でぽつんと生きればいい(ヒトリデポツントイキレバイイ) |
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単行本初収録21編 90歳を迎えた著者の最新エッセイ集
最晩年の私がたどりついた場所
私は生き方が無様(ぶざま)だ。
赤ん坊にも動物にも好かれたことがない。
でもそれでいいのだ。
・秀才であろうと、鈍才であろうと
・義理を欠く人間の言い訳
・時々は愚かな時間の使い方を
・何のために生まれてきたのか
・私が幸せだと思うとき
……ほか 人間の本質を軽やかに描き出す珠玉の21編
1 夫が死んで四カ月ほど経った或る日
2 夫のへそくり
3 小さくて、汚い耳
4 白い仔を抱き上げながら
5 特別なことはしてはならない
6 秀才であろうと、鈍才であろうと
7 猫と鼠
8 血統書付き
9 ノラ根性
10 人間とは不自由な生き物
11 義理を欠く人間の言い訳
12 「秘密の場面」に居合わせる
13 時々は愚かな時間の使い方を
14 何のために生まれて来たのか
15 一人でぽつんと
16 誕生日を祝うなら
17 夜の時間が作る
18 快楽主義者には噓がない
19 道具の愉しみ
20 私が幸せだと思う時
21 わかる人にだけはわかる