厳寒の秋田沿岸に漂着した脱北者が、SLBMを40発急造したと証言した。北朝鮮には、まともな潜水艦がない。証言は真実か、嘘か?統合情報部の玉井二等陸佐と采女三等海佐は、海中からミサイルを打ち上げる発射筒を機雷のように海流に乗せて標的地に接近させるのではと推理。やがて屋久島南方トカラ海峡を通過した北朝鮮の貨物船ワイズマイト号の喫水線変化から、何かを海中投棄したと確信。SLBMの弾頭は、核であるとも推測された。ついに、掃海部隊の機雷エキスパートである水中処分員EODの大越一等海尉、米海軍特殊部隊SEALsにならって創設された特別警備隊の三杉一等海尉らが出動、悪夢のごとき奸知から日本を守るべく、決死の攻防が始まった!