闇BLの傑作、ここに完結ーー!
狂愛の炎の中で共に逝こうとした典彦と育郎。
しかし、育郎が義兄・蘭蔵に助け出され、二人の心中は失敗した。
育郎は、大学の同級生、飯田に保護され東京へ。
典彦とは炎の中で別れ、それきり離れ離れとなった。かつて育郎に好意を寄せていた飯田は、傷ついた友をやさしく気遣った。
兄弟ごと東京の自宅へ住まわせ、穏やかで真っ当な生活を提供した。だが、典彦と別れ別れになったその日から 育郎の心は空っぽなまま。
心も体も食い荒らすような愛され方に傷ついたはずだったが、典彦の不在に、育郎の心はーー?
下剋上主従が織りなす、 執着と依存の官能時代ロマン、ついに完結!