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タイトル |
同志社大学講義録 『ねじまき鳥クロニクル』を読み解く(ドウシシャダイガクコウギロクネジマキドリクロニクルヲヨミトク) |
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悪に無自覚であってはならないーー。
人と人との関係の中から悪は生まれ、自らの悪に気づかないことが、さらなる恨みや憎しみを生む。
人々の悪が社会の中で増幅すれば、やがて戦争や虐殺事件のような惨劇につながることもある。
村上春樹氏の長編小説『ねじまき鳥クロニクル』をテキストとして、資本主義、能力主義、軍国主義など社会システムが生み出す悪から、人間関係の中で生まれる悪まで、人間の「根源悪」の問題についてあらゆる角度から考察する。
母校・同志社大学の教育機関「新島塾」にて行われた講義を書籍化。
<目次> 第1章 メタファーを読み解く / 第2章 資本主義がつくる悪 / 第3章 軍国主義がつくる悪 / 第4章 能力主義がつくる悪 / 第5章 無自覚になされる悪 / 第6章 自分の悪を受け入れる