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タイトル |
こころのケガのこと わかったよ!(ココロノケガノコトワカッタヨ) |
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子どもの回復に最も重要なのは、子ども自身がトラウマを正しく理解すること。絵本に登場する等身大の子どもたちを通して、回復に不可欠なことが自然に読者へ伝わります。
絵本の中で、保育園や学校に通う子どもたちは、トラウマを経験して、眠れなくなったり、友達とうまく遊べなくなったりしています。そして何より、自分自身が悪いのではないかと考えてしまいます。苦しんでいた子どもたちは、信頼できる大人やセラピストとの関わりを通して、トラウマについて理解します。そして自分自身の状況が自然なものであり、子ども自身の責任ではないと知ることで、徐々に回復へ向かっていきます。
親しみやすい絵柄と治療に関する高い専門性の両立は絵本ならでは。子ども向けの簡単なワークも登場し、子どもとの面接やセラピーのきっかけ作りにも有用です。
・日本における豊富な子どもの臨床経験を反映しました。臨床現場で子どもたちから実際に受け入れられやすかった言葉を用い、臨床家や保護者が子どもと一緒に自然に使用できることにこだわりました。
・子どもが実施できる簡単なリラクセーションのワークも紹介されています。リラクセーションへの導入場面でも力を発揮します。
・トラウマ反応について典型的なものを紹介しているため、さまざまなケースに対応する汎用性の高い内容です。
原書名:Healing Days: A Guide For Kids Who Have Experienced Trauma