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宮沢賢治の地学読本(ミヤザワケンジノチガクドクホン) |
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現在は文学者として有名な宮沢賢治ですが、もともと彼は地学教師でもあり、その幻想的な作品の中には、地学の知識や表現がたくさんちりばめられています。
「なんとなくロマンチック」「おしゃれで幻想的」と感じられる独特の表現の裏には、実は賢治の科学的知識や鋭い自然観察力が隠れていることも少なくありません。
本書は、地学のテーマがよく表れている賢治作品を引用しながら、楽しく地学を学べる人気シリーズ『宮沢賢治の地学教室』『宮沢賢治の地学実習』の第三弾。
これまで、ごく一部しか引用できなかった賢治作品の中から、特に地学的にすぐれた5作品を厳選し、くわしい脚注・コラム解説とともに全文を掲載。賢治文学と地学の魅力に、どっぷり浸ることができます。
シリーズ既刊で賢治の作品をもっと読んでみたいと思った方、これから賢治作品の新たな一面を知りたいという方にもぴったりです。
〈おもな目次〉
第1章 イギリス海岸(地史、地質、化石)
第2章 楢ノ木大学士の野宿(火山、鉱物、古生物、化石、地史)
第3章 グスコーブドリの伝記(火山、地震、気象)
第4章 風野又三郎(気象、大気大循環)
第5章 土神ときつね(天文、地質)