◇本書「まえがき」より抜粋
人は「人間関係」の中で生きています。
家族との人間関係、友人との人間関係、そして仕事の人間関係の中で生きているのです。
言い換えれば、すべての基本は、「人とどうつきあっていくか」ということにかかっているのです。
家族円満で幸せに生きていくためにも、
たくさんの友人たちに囲まれて自分らしく生きていくためにも、
個性的な仕事をして成功するためにも、
そのポイントはすべて「人とどうつきあっていくか」ということにかかっています。
言い換えれば、幸せに生きている人、自分らしく生きている人、
仕事でバリバリ活躍している人は、共通して、人づきあいが上手いのです。
人づきあいが上手いというのは、ある意味、その人の能力だと思います。
私は、そこで、この人づきあいの能力を「対人力」と名づけました。
「対人力」を身につけることが、幸せで充実した人生を実現するための重要なポイントになってきます。
「対人力」とは、単なる人間関係を良くするだけではありません。
コミュニケーション能力、交渉力、リーダーシップ、伝える技術、
感情的にならない能力、打たれ強さ、などの総合的な能力のことです。
本書には、その内容がふんだんに盛り込まれています。
また、本書を読むことによって、この対人力の法則が自然に理解できるようになってくると思います。
第1章 人の話を聞いてから、自分の思いを伝える
第2章 言いづらいことを上手に伝えていく
第3章 気配り・気遣いが上手い人になる
第4章 対人関係で、打たれ強くなる
第5章 強いリーダーではなく、良いリーダーになる
第6章 苦手な相手とも上手くつきあう
第7章 怒らないで済む方法を考える
第8章 人との縁を大切にしていく
第9章 みんなで幸せになっていく