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感情的にならずに生きたいあなたに。
45万部突破の大好評「コツ」シリーズ、最新刊出来!
◆本書「まえがき」より抜粋
「どういうわけか怒りっぽくなった」
「イライラしてばかりいる。そんな自分をどうにかしたい」
「ムカムカする感情を上手にコントロールできない」
最近、そのような悩み事をよく聞きます。
「怒りっぽくなった」という問題意識がある人は、もちろん、怒ることによって何かしら自分の人生に悪い影響があったということを実際に経験しているのでしょう。
たとえば、思わずカッとなって自分自身を見失い、とんでもない失敗をしてしまった、などといったことです。
イライラ、カリカリしている日々を送っているうちに、体調不良を感じるようになった、という人もいるかもしれません。
また、不用意に怒ってしまったことで、人間関係が悪化したり、周りの人たちから悪い印象で見られるようになった、という経験を持つ人もいるでしょう。
このように、「怒る」ということは、その人の人生に色々な意味で悪い影響をもたらしてしまうのです。
感情的になって怒って良いことなど、ほとんどありません。
では、「怒らないでいるためには、どうすればいいか」ということになるのですが、これがなかなか難しいのです。
しかし、「怒らないコツ」がないわけではありません。その方法はあります。
そして、そのコツさえつかめば、今よりもずっと平穏な人生を送っていくことができるのです。
そして、人間関係も良くなり、周りの人たちと仲良くやっていけるようになります。
また、日頃のストレスもずっと軽減されるでしょう。
仏教の創始者であるブッダも、やはり「怒ってはいけない」と説きました。
そして、「怒りを静めるためには、知恵が必要だ」と述べました。
そんな「怒らないための知恵」を、できる限り幅広く取り上げたのが本書です
。
「怒り」という感情は、どこから生まれてくるのでしょうか?
それは人の「心」です。心から、怒りという感情は発せられるのです。
言い換えれば、その心のあり方を変えることができれば、ささいなことで怒らないで済むようになります。
その心のあり方を変えるために必要となるものが「知恵」なのです。
まずは、怒ることによって自分の人生には多くの災いや損が生じることに気づくことが大切です。
それに気づくこと自体が、一つの「知恵」なのです。そして、その気づきが「怒らない生き方」への出発点になります。
第1章 怒りは人生に災いをもたらす
第2章 良き人間関係のために、怒らない
第3章 とっさの怒りを静める方法とは
第4章 怒らないための生活習慣
第5章 心に余裕を持って生きる
第6章 リフレーミングによって、怒りを静める
第7章 メタ認知能力をアップする
第8章 コミュニケーション能力を高める
第9章 あえて争わない、言い返さない