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タイトル |
小散文詩 パリの憂鬱(ショウサンブンシ パリノユウウツ) |
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本書はシャルル・ボードレールの『Le Spleen de Paris - Petits Poemes en prose』の全訳である。
19世紀最高の詩人シャルル・ボードレールは、今からちょうど二〇〇年前の一八二一年生まれ、没年は一八六七年(46歳)。ボードレールの詩作品といえば『悪の華』が有名であるが、それと並び立つのが散文詩『パリの憂鬱』である。ボードレールがはじめて散文詩を発表したのは一八五五年のことであったが、一八六二年総タイトル『小散文詩』のもと「ラ・プレス」紙に20篇の作品を発表、本格的に詩集を構想し、以降没するまで50篇の詩を書き、没後友人の手によってまとめられたものが出版された。『悪の華』および『パリの憂鬱』は母国フランス、ヨーロッパだけでなく全世界の詩世界・文学世界に大きな影響を与え続けている。(あとがきより)
各詩の後に〔蛇足〕として訳者解説を掲載。