〈「仏教」の視点から読み解く茶道文化論〉
〈臨済禅のみでは語れない、日本仏教の各宗派から見た喫茶と茶道文化の世界〉
茶の湯と仏教のかかわりについて、主に日本の僧侶の事跡を通じて時代順に論じる一冊。仏教伝来の古代から献茶・供茶が始まる近代まで、茶の湯に縁のある臨済禅のみならず、奈良仏教から真言宗・天台宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗や曹洞宗・黄檗宗まで、各宗の僧侶たちがどのように喫茶文化や茶の湯に関わったかを考察します。
※平成28 〜29年の『淡交』連載「茶の湯と仏教」に加筆し、新項目を加えて書籍化するものです。