〈茶人垂涎のやきもの「古伊賀」の名品を紹介〉
〈謎多きやきもの「古伊賀」を考察〉
桃山時代から江戸時代にかけて、現在の三重県伊賀市一帯でつくられたやきもの「古伊賀」。歪みなどの作為の強い造形と窯中で偶然に生まれる景色は、茶の湯の世界で高く評価されています。本書は、東京の五島美術館が2023年10月21日から12月3日まで開催する展覧会「古伊賀ー破格のやきもの」の公式図録です。茶人垂涎の古伊賀の名品の数々を紹介するとともに、窯跡出土資料なども掲載し、時代の転換期が生み出した「破格の造形」について考察します。