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タイトル |
ルポ 超高級老人ホーム(ルポ チョウコウキュウロウジンホーム) |
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入居金3億円超え。超富裕層のみが入れる「終の棲家」は桃源郷か、姥捨て山か。元『週刊文春』エース記者が踏み込んだ、超高級老人ホームという聖域。死に場所さえステータス化する金持ち老人たちのマウンティング争い、悪徳業者への潜入取材など、日本で初めて「高級老人ホーム」を取材した衝撃のルポルタージュ。
はじめに
◆第1章 選ばれた者の「終の棲家」、高級老人ホーム
「高級って何が高級なんだよ」/高級老人ホームの代表格/入居一時金は4億超え、月額約60万円/備え付けのピアノは2千万円超え/50代、60代から部屋をキープする富裕層/「ふさわしい方」以外お断り/「うちには徘徊する方はいない」/「仏様のような方が多いです」
◆第2章 「死に場所」さえステータス化する富裕層
表には出ないルートで取引される入居権/施設職員と結婚した入居者も/インド産バイアグラで死ぬまでセックス/「お金を払えばいいんでしょ」/「ご案内している自分が入れないというね」/「入り込まれると嫌やから」
◆第3章 「入居者カースト」でマウンティングしあう高齢者
“錚々たるメンバー様”たちと対面/理事会はお山の大将/入居希望者も理事会が評価/カネも出すが口も出す/掛け麻雀歴40年以上/食堂の席替えに猛反発/あいみょんを歌う入居者/女やもめに花が咲く
◆第4章 富裕層の貯金を喰らう悪徳施設へ潜入
現役スタッフからの告発/入居から2週間でガリガリに/カビだらけの調味料をそのまま使用/施設内で疥癬が蔓延/衝撃、施設への爆破予告/悪徳施設への潜入取材/月額は都内高級老人ホームの約2倍/宗教団体との噂も/「ほんまに監獄みたいやと思います」/『社長を刺すぞ』と凄む入居者/悪評が絶えない高級老人ホームへ潜入/ヤクザが運営しているとの噂も/まるで姥捨て山
◆第5章 結局「世俗」からは離れられない
老人ホームはあくまでもセカンドハウス「最期を看取ってほしい」/遺産目的の連れ去り事件/最期まで夫を気遣った妻の一言/「高級」とは、孤独からの解放/「最期はここがいい」と思えるか/「高級老人ホーム」は桃源郷か
おわりに