明日訪れるかもしれない“死の世界”。あの世で道に迷ったら、どうしよう!-戦火に追われ、恐怖にかられて考えめぐらした暗い時代。それにしても、世界の人々は“あの世”をどんな風に考えているのだろうかー古代バビロニア人の考える“あの世”、インド人の考える“あの世”、インド人の思い描いた“あの世”、アフリカの、チベットの、マレーシアの…。古今東西の“あの世”をイラストでつづる、水木しげる版「霊界めぐり」。地獄のような戦争体験から始まった“あの世”の“渉猟”によって、奇しくも生みおとされた“あの世エンサイクロペディア”。