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タイトル |
ゼロから始めるジャック・ラカン(ゼロカラハジメルジャック・ラカン) |
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現代思想における震源地であるラカン。その核心に実践臨床という入射角から迫る超入門の書。『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。解説 向井雅明
千葉雅也氏推薦
「まず最初に読むべきラカン入門書です。」
二十世紀における思想的な震源地のひとつであるラカン。その理論は、思想としての側面と、実践臨床としての側面の二面性をもち、両者が渾然一体となっていることに難しさがある。本書は、著者みずからの精神分析の体験にもとづき、実践臨床の側面からラカンの本丸に迫る。ラカンの核心を読み解く超入門の書、『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。
解説 向井雅明
第1部 精神分析とはどのような営みか
第一章 それでも、精神分析が必要な人のために──精神分析は何のためにあるのか
第二章 自分を救えるのは自分しかいない──精神分析が目指すもの
アンコール1 人はどのようにして精神分析家になるのか
第2部 精神分析とはどのような理論か
第三章 国境を越えると世界が変わってしまうのはなぜか──想像界・象徴界・現実界について
第四章 私とはひとりの他者である──鏡像段階からシニフィアンへ
アンコール2 手紙は必ず宛先に届く
第五章 〈父〉はなぜ死んでいなければならないのか──エディプス・コンプレクスと欲望
アンコール3 エディプス・コンプレクスは、今日?
第六章 不可能なものに賭ければよいと思ったら大間違いである──現実界について
アンコール4 神経症・精神病・倒錯
終 章 すべてうまくはいかなくても──分析の終結について