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“ダメ女たちの人生を変えた” あの米国人料理家が、今度は日本にやって来た!
築地で、料理教室で、日本の台所で…苦手に挑めば人生が豊かになる
前作『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』では、料理ができないせいで自分に自信を持てなくなってしまった女たちに料理の基本的な技術を教え、彼女たちを人生にも家事にも勇敢な「家庭料理人」に変えた米国人料理家キャスリーン・フリン。
しかし、指導する立場の彼女自身にも、料理人として目をそらし続けてきた苦手があった…。それが「魚」である。一般的な米国人よりも、魚を食べるのは好きなほうだ。しかし、料理するとなるとどうだろう?
ある日、キャスリーンはアマゾン・シアトル本社のテストキッチンで、「魚を料理するのがこわい」という日系アメリカ人女性に出会う。日系人でありながら魚がこわいなんて、としょげ返るその様子に同情を寄せるキャスリーン。そして、食文化から魚が切り離せない日本には、もしかすると「こわい魚」を克服するヒントがあるのではないかと考えるようになる。
逃げないで、向き合う。人とともに。
魚がこわいーー
「苦手」のハードルに気づかないふりをしていた。
わたしだけじゃない。
米国人も、いまどきの日本人も、魚を前に気が引ける。
米国人料理家の、苦手を愉しみに変えるチャレンジがはじまる。
本書は人生における「苦手」に対するマインドの持ちようや、アプローチが「苦手」をいつしか違うものに変えていくということを知ることができる1冊。「学ぶ」ということは選択肢を増やし、人生をきっと豊かにしてくれる。
東京からわが家に持ち帰ったものの一つに「ひと呼吸」がある。一瞬、動きを止めて、食べ物に感謝する。こんなにも混沌とした世界で、こうして食べることができる幸せを生きることができる幸運を感謝する。(本文より)
プロローグ 魚がこわいーーアマゾン本社でのできごと
第一幕 米国人料理家、料理ができない日本人たちと出会う
第二幕 時差ボケで江戸前寿司を握るーー魚料理の基礎を学ぶ
■ サカナ・レッスン1:だしを取る
第三幕 築地市場ザ・ファイナルーー明日に架ける橋
第四幕 寿司に死す!?--市場の一部になるということ
■ サカナ・レッスン2:魚をさばく
第五幕 ミニチュア富士からの眺めーー恐れが学びに変わるとき
■ サカナ・レッスン3:寿司を握る
第六幕 魚グリルと秋刀魚の味ーー日本の家庭の台所へ
■ サカナ・レッスン4:煮魚と焼き魚
第七幕 キャッチ&リリースーー釣り、築地、わたしの人生
第八幕 台所で魚料理をーー経験し、咀嚼し、トライする
エピローグ 魚がこわい?--流れるままに愉しみ生きる
■ こわくないサカナ・レシピ(ホイル包み焼き/ブール・コンポーゼ(合わせバター)/生ハーブをあしらったフィッシュパテ)
訳者あとがき キャスリーンの涙