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タイトル |
これだけ電力・管理 -論説編ー 改訂新版(コレダケデンリョクカンリ ロンセツヘン ジャイテイシンパン) |
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二次試験は一次試験とは違い記述式となるので、しっかりとした実力を身につけないと合格できません。
二次試験の「電力・管理」では計算問題を確実に解答できることが合格への近道ですが、論説問題も確実に解答できれば合格はゆるぎないものとなります。
本書は、電験3種に合格して初めて電験2種を受験する方を対象に、計算編の続編として執筆いたしました。電力・管理の論説問題に関する学習ガイドとなり、第3種合格の実力があれば自然に第2種合格の実力が養成されることを目指しました。内容については次の点に特に留意しました。
(1)発送配変電および施設管理全般に至るまで、「電力・管理」の科目全体を通じて幅広い分野を取り上げました。これは、「電力・管理」における論説問題が、一部の分野に偏ることなく、幅広い分野から出題されている傾向を考慮したためです。
(2)各単元の中にできるだけ過去の試験問題を取り入れました。これによりどのような問題が出題され、それがどれくらい解けるのかにより自分の実力を自己診断できるようにしました。
(3)過去の電験2種の試験問題を分析して、繰り返し出題されている典型的な論説問題は確実に得点できるよう配慮しました。電験1種の過去問題であっても、今後第2種で取り上げられる可能性の高い重要な問題については、積極的に本書に採用してあります。また、どの程度のことを書けば合格点がもらえるのか、といった観点から、解答のポイントについてもできるだけ説明を加えるようにしました。
(4)全体に図を多く取り入れて理解しやすいようにし、できるだけ丁寧に説明を加えました。
(5)可能な限り実務で役立つ事項を記載しました。
以上の内容を踏まえ、本書は次の5項から構成されています。
【要点】
学習項目の重要事項を要点としてまとめてあるので、学習の重要事項が短時間に把握できます。
図を多く取り入れ理解を早めるようにしました。
【基本例題にチャレンジ】
基本例題は学習項目に直結する基本的な問題を挙げ、基礎力を養成する内容にしました。
【応用問題にチャレンジ】
要点の理解をさらに深めるために、第2種二次試験と同水準の問題を挙げ、応用力を養成する内容にしました。
【ここが重要】
特に学習しておいてもらいたい項目を挙げました。
【演習問題】
過去に第2種の試験として出題された問題を含め、その単元で理解しておいてもらいたいことを演習問題としてまとめました。
このように本書は、電験第2種合格を目指す方ができるだけ効率良く学習できる工夫をしてあります。