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タイトル |
ミステリなふたり ア・ラ・カルト(ミステリナフタリアラカルト) |
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愛知県警捜査一課に君臨する京堂景子警部補は、絶対零度の視線と容赦ない舌鋒の鋭さで“氷の女王”と恐れられている。そんな彼女が気を許す相手は、わが家で帰りを待つ夫の新太郎ただひとり。日々難事件を追ってくたくたになって帰ってくる彼女を、主夫として家事もこなす彼が料理とお酒でもてなしてくれる。そうして夕食を終えて一日の疲れもすっかり癒された頃、景子が事件の悩みを話すと、新太郎が鮮やかに解き明かしていきーー。旦那さまお手製の美味しい料理と名推理が、今夜も京堂家の食卓を彩る。デザートまで取り揃えた安楽椅子探偵譚九編。解説=大矢博子
一品目ーー密室殺人プロヴァンス風
二品目ーーシェフの気まぐれ殺人
三品目ーー連続殺人の童謡仕立て
四品目ーー偽装殺人 針と糸のトリックを添えて
五品目ーー眠れる殺人 少し辛い人生のソースと共に
六品目ーー不完全なバラバラ殺人にバニラの香りをまとわせて
七品目ーーふたつの思惑をメランジェした誘拐殺人
八品目ーー殺意の古漬け 夫婦の機微を添えて
デザートの一品ーー男と女のキャラメリゼ