こども服に関する詳細な記録だけでなく、各時代のこども観、教育観、さらには各時代の社会のあり方まで洞察を極める。19世紀後期の学校教育の発展とこども服の変化、20世紀の消費社会とこども服との関連等は類書になく、貴重。イギリスで1977年に刊行された 『History of Children's Costume』 を翻訳。
第1章 スワドリングと服従
第2章 大人のファッションの模倣
第3章 最初の改革者と最初のファッション
第4章 18世紀のこども服についての回想
第5章 黄金時代の終焉
第6章 ドレスアップか普段着か
第7章 ヴィクトリア朝 変化する女の子のファッション
第8章 戻ってきた衣服の改革
第9章 学校の制服
第10章 「こどもの世紀」鈍いスタート
第11章 さらなる自由とアメリカの影響
第12章 法令による衣服 第二次世界大戦
第13章 大量生産の巨人
第14章 現在