「ロシアはわかりにくい謎の国」--。そんな隣国について、ジャーナリストの池上彰氏と、ロシアの裏の顔から表の顔まで知り尽くす作家・佐藤優氏がとことん語り尽くす。北方領土問題のゆくえ、プーチンについて、ロシア人の国民性、ロシア革命はなぜ成功したのか、ソ連の「功罪」について、さらにはソ連体制はアイスクリームで崩壊した、なぜ暗殺事件は繰り返されるのか、などなどーー。
ロシアというつかみどころのない大国を、独自の切り口から描き出した実にユニークで類のない、異色のロシア本。学生からビジネスパーソン、国際問題に関心のある人まで、必読!
序章 〈緊急対談〉動き始めた北方領土交渉のゆくえ
1章 蘇る帝国「おそロシア」の正体
2章 「ソビエト連邦」の遺産ーーその功と罪
3章 ソ連社会の実像ーー繁栄から崩壊へ
4章 独裁化する国家権力
5章 ソ連・ロシアの幻影を追う日本
6章 帝国の攻防ーー諜報と外交の舞台裏