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タイトル 90歳を生きること(キュウレイサイヲイキルコト)
著者名 童門 冬二(ドウモン フユジ)
出版社名 東洋経済新報社
ジャンル 小説・エッセイ
isbnコード 9784492046326
書籍のサイズ 単行本
発売日 2018年10月19日頃
販売価格 1,320
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サーチ
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「思えば遠くへ来たもんだ」という歌があるが、 まったく「思えば長生きしたもんだ」である。 太宰治は「生れて、すみません」とか「恥の多い生涯を送って来ました」 と言っていたが、私にもその感がある。 フーテンの寅さんのせりふに「それを言っちゃあおしまいよ」というのがあるが、 私はいまもその「おしまい」ばかりやっている。 夜は自己嫌悪と自責の念で七転八倒、身もだえしている。 講演の時に「ペンネームの童門は、ろくなことをしないので、 ドーモスイマセンの意味です」と言って笑いを取っているが、 そう言いながら「本心だ」と思うことがしばしばある。 そういう繰り返しをしながらも私がしぶとく生きてきたのは、 「いてもいいだろこんな奴」と、反省のたびにつぶやいてきたからだ。 *** 本書は、90歳になっても「生涯現役、一生勉強」をモットーに 作品を書き続ける歴史小説家が自身の体験をもとに描いた、 年をとるほどに人生が楽しくなる痛快エッセイです。 ワイシャツの袖のボタンをはめるのに20分かかる。 前立腺肥大、白内障、脚力の衰え…、カラダのほうも不調が続く。 後期高齢者ってつらいなあとつぶやきながらも、 歴史だけでなく、市井の人々からも学び続ける「生涯現役、一生勉強」の姿勢に、 後期高齢者でなくても、毎日をたくましく生きるヒントがもらえます。 「生涯現役、一生勉強」──、学ぶことがあるから人生は面白い。 はじめに 第1章 90歳で恕を知る 生涯行うべき一文字 井戸水のように生きる 質問に答えるコツ 黒田官兵衛の腹立てずの会 校閲さんにサムライを見る 厄介な優越感 街中の殿様行列 ゴキブリ一つ殺せない サンゴの長い旅 人には言えないこと スティング 中華料理屋のトイレ 陽の当たるほうへ 第2章 90歳で仁を知る 下着とボタンと私 たった二人の池田屋騒動 目の中を鳥が飛び回る 各駅停車のススメ 新宿の母の予言 果てしない旅路 ワクワク感との決着 真実はそんなもの 神か仏か運命か 考えるな、感じろ! 血液型のせい? 第3章 90歳で道を知る 寝たい時に寝る 深夜のコメ研ぎ 道は礼なり 理想の老夫婦 やりたくはないけれど 吊るされ鳥との対話 人生、起承転々 まだまだ生きる 明日は明日の風が吹く 童門桜 第4章 90歳で誠を知る ほおずきと焼き鳥の皮 キンメの煮付け たるみのある生活 長老だけが持ち続けたもの 風度百様 変えず、変わらず 隣に人がいなくても 運命に逆らって 上杉鷹山のモチベーション 空想と現実の間 情熱と好奇心のダザイスト 第5章 90歳で縁を知る 落葉の親孝行 二人で踊った阿波踊り 死者は森の木立に眠る 第三の道を選ぶ人 フォロー・ミー 胸像の出番はあるか? ポケットの中の金庫番 二匹のメダカ






 
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