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タイトル |
国際協力の戦後史(コクサイキョウリョクノセンゴシ) |
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日本の援助戦略を描いたキーパーソンによる証言
いま明かされる驚愕の秘話
荒木氏は長年の取材を通じて外務省や大蔵省、そして国際協力に関心を持つ政治家に広くネットワークを築き、ときには自らが水面下でアクターとして動いた。官僚であれば定期的な異動はつきものであり、国際協力分野に特化した政治家というのも想定しづらい。その黎明期から現在に至るまで、援助プロジェクトの現場、そして援助政策やその方向性を形づくる霞が関、永田町の内奥をともに知り尽くす荒木氏は、日本の国際協力の戦後史について、実に稀有な証言者と言うべきであろう(中略)。国際協力は日本と国際社会を結び付ける大切な紐帯であり、「平和国家」を標榜してきた日本は、とりわけそれを大事にしてきた。起伏に富む戦後日本の国際協力の歩みを内在的に理解し、今後の展望と構想を実り豊かなものとする上で、本書における聞き取りが資するところは小さくないと思うのである。(本書「はじめに」より)
第1章 「戦前派」の水脈と『国際開発ジャーナル』創刊
第2章 資源獲得戦略とJICA創設
第3章 アメリカの対日圧力とODAの急増
第4章 ODAの終焉から新しい国際協力へ
解 題 戦後日本のODAと荒木光弥