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タイトル |
エコシステム・ディスラプション(エコシステム ディスラプション) |
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ボーダレスな世界で勝ち抜くために。DX時代の新しい競争戦略論。
現在、ビジネスの競争原理が変わりつつある。今までは明確に定義された業界が存在し、ライバル企業と同じ目的を持って、コストや品質で顧客をめぐって争っていた。しかし今は、より幅広い価値提案を行うエコシステム(生態系)の構築が重要視されてきている。自動車からモビリティソリューション、金融はフィンテック、薬局はヘルスケアサービスへと変革し、業界の垣根は消失してしまった。そのため、今まで予想もしなかった、かつての競合とはまったく異なる指標や目的を持つ相手が次々に参入し、競争せざるをえなくなっている。こうした世界で生き残り、正しく勝つためには、競合、成長、リーダーシップに対する考え方の変換が必要となる。その分、リーダーにならなくても、顧客への価値作りの要所を押さえるなど、勝つための方法は何通りも存在する。本書では、必要となるコンセプト、ツール、フレームワークについて、スポティファイ(音楽ストリーミング)、ウェイフェア(家具)など、GAFAの激しい攻勢を受けながらも鮮やかにかわした企業の事例なども紹介しながら、成功を収めるための戦略を探っていく。
第1章 誤ったゲームでの勝利は、敗北を意味する
第2章 エコシステムで防御する
第3章 エコシステムで攻撃する
第4章 エコシステム・ディスラプションのタイミング
第5章 「エゴ」システムという罠
第6章 重要なのはリーダーシップのマインドセット
第7章 理解されてこその戦略
解説 破壊的イノベーションから、エコシステム・ディスラプションへ(中川功一)