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タイトル |
くろくんとなぞのおばけ(クロクントナゾノオバケ) |
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朝、くろくんが目ざめると、きいろくんがいません。「どこへ行っちゃったんだろう……」
くれよんたちはみんなで一生懸命さがしましたが、見つかりません。それどころか、つぎの日にはふたり、そのつぎの日にも、またふたりと、いなくなり、ついにくろくんだけになってしまいました。
「ぼく、ぜったいみんなをさがしだしてみせるぞ!」くろくんがみつけたのは、どろのついたあやしい足あと。足あとをたどっていくと、そこには壁にあいた穴がありました。くろくんが勇気をだして穴の中にはいっていくと、なんとそこにはほかのくれよんたちもいて……!?
大切な人との別れを題材にした、人気シリーズの第3作。いなくなった仲間をさがして、なぞのおばけの正体をさぐっていくミステリーのようなドキドキの展開から、くれよんたちがいなくなった意外な理由が明らかになっていきます。おじいさんの願いをかなえようと力をあわせるくれよんたちのやさしい気持ちに心うたれます。小さな子どもたちにむけて、大切な人との別れを、優しくあたたかく描いた作品です。