むかし、貧しい村にひとりでくらすおばあさんがいました。
おばあさんは、仏さまにお供えするだんごを作りますが、だんごを穴に落としてしまいます。
ころがっただんごを追いかけるうちに、おばあさんは鬼たちにみつかってしまいますが、おじぞうさまの助けもあり、おばあさんは鬼たちの飯たきの世話をすることになります。
鬼にお米を1粒わたされたおばあさんは、300人分のご飯を炊くよう言われます。
そして、それで1かきすると1万倍に増えるという、ふしぎなしゃもじを渡されますが……。
「このしゃもじがあったら、どんなものを増やしたい?」
「おしるこ!」「おだんご!」
お話の後、観客に問いかけると、いろんな返事がかえってきて笑いを誘います。
子どもたちから年配の方まで、幅広い年齢で楽しめるロングセラー民話紙芝居。