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タイトル |
モノからみた中国古代文化 衣食住行から科学芸術まで(モノカラミタチュウゴクコダイブンカ イショクジュウコウカラカガクゲイジュツマデ) |
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本書は、著者が中国国家博物館で行った一連の講演の原稿を基礎に、10個のテーマを一冊としてまとめた『中国古代物質文化』(中華書局、2014年)の全訳である。中国の物質文化について、考古発掘の成果を融合し、実物と文献の互証にもとづいて解説する。たとえば、中国における農業と食事・酒・茶・砂糖・タバコ・紡績と服装・建築と家具・交通手段・冶金・玉器・漆器・磁器・文具・印刷・楽器・武具・科学技術といった多様なものを見たとき、それは中国から生まれたものか否か、創造の過程において何が中国的要素で何が外来的要素か、中国と外国が融合する契機はどのようなものか、といった点を全て整理している。
第一章 農業と食膳
第二章 酒・茶・砂糖・煙草
第三章 紡績と服装
第四章 建築と家具
第五章 交通の手段
第六章 冶金
第七章 玉器・漆器・瓷器
第八章 文具・印刷・楽器
第九章 武具・防具
第一〇章 科学技術
あとがき(孫機)
日本語版あとがき(楊之水)
訳者あとがき(柿沼陽平)
索引