海外の立法動向、信託業務規制（FATF）の動向から国内の最新の理論状況、実務動向に至る情報を網羅し、的確に分析する。 ●1部　信託のグローバルな展開 第1章　スイスにおける信託法の制定ーーハーグ信託法条約から信託法案への道程／新井　誠 ●2部　制度・理論 第2章　社会的価値と企業価値ーー統合思考を踏まえた高齢者ビジネス／金井　司 第3章　第二期成年後見制度利用促進基本計画で挙げられている成年後見法改正の各論点（序論）／吉野　誠 第4章　民事信託のウイークポイントと対策／伊庭　潔 第5章　民事信託における受託者支援の必要性／八谷博喜 第6章　FATF対応と民事信託ーー実務双方から見える双方の課題／金森健一 第7章　高齢社会における財産継承のための信託活用ーーContemporary Incentive Trusts（現代的インセンティブ信託）／福田智子 ●3部　商品・サービスの提供 第8章　信託版特定口座を活用した資産寿命延伸への取組みと課題／吉田安廣 第9章　任意後見発効後にも資産運用を可能とする商事信託の可能性／大木　豊 第10章　いわゆるジョイント・アカウントについて／長屋　忍 第11章　銀行グループによる非金融サービスについて／柳井淳邦 第12章　超々高齢社会における住まいのあり方と、信託活用の可能性／谷口佳充 ●4部　実践 第13章　成年後見制度の課題と品川成年後見センターの取組みについて／小佐波幹雄 第14章　実務の視点からみた成年後見制度と民事信託の現状と課題ーー認知症高齢者の財産凍結問題解消の視点を踏まえて／高橋　弘