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タイトル |
職務重視型能力主義(ショクムジュウシガタノウリョクシュギ) |
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日本企業における人事処遇制度の形成過程と歴史的展開を、三菱電機の事例に即して明らかにする研究。
序章 課題と方法
1 問題関心
2 研究方法と対象
3 本書の概要
第1部 経営民主化のなかの「能力」と「職務」
第1章 戦後型学歴身分制の形成
ーー1948年身分制度改定
1 はじめに
2 戦前の身分制度の構造
3 戦後に改定された身分制度の構造
4 身分制度改定をめぐる労使交渉
5 考察
第2章 職務重視型人事労務管理の萌芽
ーー1950年職階制度導入
1 はじめに
2 戦前の出来高給
3 戦後直後期の人事処遇制度
4 職階制導入をめぐる労使交渉
5 結語
第2部 職務重視型能力主義の登場
第3章 戦後型学歴身分制から能力主義的人事処遇制度へ
ーー1968年人事処遇制度改定
1 はじめに
2 学歴身分制を軸とする人事処遇制度の構造
3 1960年代の変化と課題
4 能力主義的人事処遇制度の構造
5 結語
第4章 能力主義下における職務給・能率給
ーー1968年人事処遇制度改定のもう一つの側面
1 はじめに
2 1968年人事処遇制度改定以前の職階給ーー能率給的制度
3 1968年人事処遇制度改定後の職階給ーー能率給的制度から職務給的制度へ
4 考察
第3部 苦境に立つ職務重視型能力主義
第5章 「新職能資格制度」と職務重視型能力主義の再編成
ーー1978年人事処遇制度改定
1 はじめに
2 1978年改定以前の人事処遇制度の構造
3 1970年代の変化と課題
4 1978年改定によって成立した人事処遇制度の構造
5 結語
第6章 処遇をめぐる納得性の担保
ーー1986年・1993年人事処遇制度改定
1 はじめに
2 1980年代から1990年代にかける変化と課題
3 資格職階給の新設ーー1986年改定
4 資格職階給の展開ーー1993年改定
5 結語
第7章 大卒ホワイトカラーの能力主義管理
ーー1978年人事処遇制度改定のもう一つの側面
1 はじめに
2 1978年改定以前の人事処遇制度の構造
4 1978年改定後の人事処遇制度の構造
5 1981年役職制度改定と資格制度の活用
6 結語
第8章 管理職層における発言機構の整備
ーー1981年役職制度改定・労働協約改定
1 はじめに
2 1978年人事処遇制度改定・1981年役職制度改定と当時の問題状況
3 組合員範囲とその特徴
4 組合員範囲の見直しに関する労使交渉
5 結語
第4部 役割主義の台頭
第9章 管理職層の成果主義と役割等級制度
ーー1998年職群制度導入
1 はじめに
2 1998年職群制度導入以前の人事処遇制度の構造
3 1990年代後半の変化と課題
4 1998年に導入された職群制度の構造
5 結語
第10章 職務重視型能力主義から役割主義へ
ーー2004年役割・職務価値制度導入
1 はじめに
2 2004年改定以前の人事処遇制度の構造
3 2000年代の変化と課題
4 2004年に導入された役割・職務価値制度の構造
5 結語
終章 総括と展望
1 総括
2 展望