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タイトル |
「小さな拠点」をつくる(チイサナキョテンヲツクル) |
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中山間地域など人口減少に直面している地域では、住民の生活を支える基盤が失われ、人口減少に拍車がかかっている。こうしたなか、複数の集落を含む基礎的生活圏において、住民が必要な生活サービスを受けられるような施設や機能を集約し、確保する取り組みが求められている。この小さな拠点づくりは国もバックアップしているが、うまくいっていない地域も少なくない。本書は小さな拠点づくりの国の政策づくりにも関与した著者が、住民主体で小さな拠点づくりを進める手法とポイントを、豊富な具体例とともにわかりやすく解説している。
はじめにーー「小さな拠点」の大きな可能性
序章 「小さな拠点」はなぜ必要か?--従来型の施設立地、交通・運輸ネットワークの限界
第1章 「小さな拠点」とは何か?--国土交通省のガイドブックと内閣府の全国アンケートより
第2章 「小さな拠点」の実践事例PART1--全国をリードする高知県の集落活動センター
第3章 「小さな拠点」の実践事例PART2--農山漁村から都市・海外まで
第4章 「小さな拠点」のネットワーク学ーー拠点をハブに地域内外をつなぎ直す
第5章 「小さな拠点」の経済学ーー地域循環圏の核として
第6章 「小さな拠点」の形成学ーー住民を主人公としたステップと手法
第7章 「小さな拠点」の未来学ーー循環型社会の基本ユニットの「核」として
おわりにーー「小さな拠点」は「共生」の拠点