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タイトル |
地域と協働する学校(チイキトキョウドウスルガッコウ) |
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10年以上にわたり中学校で学校支援地域本部事業に取り組んだ元校長の実践の軌跡とその事業の成果や意義、課題や今後の展開について心理、教育分野等の専門家が解説。
序 章 支援される学校から、地域と協働する学校へ(時岡晴美)
第1部 学校と地域の連携・協働の軌跡(平田俊治)
第1章 学校を取り巻く現状と実践の経緯
第2章 X中学校での事業の導入と展開
第3章 Y中学校での発展と模索
第4章 Z中学校での地域と協働から結実へ
第5章 学校と地域の連携・協働の成果と課題
第2部 軌跡から導く13のさらなる可能性
1 「支援から協働へ」が意味すること(加藤弘通)
--子どもを変えるから、子どもが変われる場をつくるへ
2 学校支援地域本部にみる子どもの援助の展開(飯田順子)
--学校心理学の視点から
3 「荒れた」中学校と地域社会を結び生徒の成長を支える学校長のリーダーシップ(田島充士)
--バフチン・ダイアローグ(対話)論の視点から
4 「ここにいてもいいんだ」と思える学校(岡田 涼)
--学校所属感を生み出す実践
5 頼る先、居場所の選択肢を増やす支援(東海林麗香)
--学校だけでも地域だけでもできなかったこと
6 「社会で子どもを育てる」ということ(平井美佳)
--子どもの貧困問題からみた本実践の意義と課題
7 逸脱する少年のレジリエンスを地域ぐるみで育てよう(松嶋秀明)
--学校心理臨床場面での協働の経験から
8 トイレを「磨くから」生徒が良くなるのか、トイレを「磨いて」生徒が良くなるのか(川俣智路)
--道具と結果方法論からみる平田実践の可能性
9 生徒を変えるのではなく、関係を変える(赤木和重)
--人間の発達の動き出しについて
10 学校・教師不信時代における学校改善(白松 賢)
--責任と原因の重荷を課せられた学校を支える
11 多様性・関係・成果の可視化と学校・地域の変化(大久保智生)
--三つの可視化を踏まえた活動継続課題と展望
12 学校は地域にイノベーションを起こせるか(清國祐二)
--社会教育・地域教育の立場から学校実践を評価する
13 地域学校協働という漢方薬による学校力回復の処方箋(熊谷愼之輔)
--中学校における実践事例をもとに
終 章 地域と学校、協働の成果からさらなる可能性へ(平田俊治)