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タイトル |
心理臨床家のあなたへ(シンリリンショウカノアナタヘ) |
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心理臨床家にとって最も大切な「ひとを知ること」とは、知識ではなく目の前に呼吸する人の「生きる」を「知る」ことである。そのために必要な臨床家の在りようを語る書。
第1部 心理臨床家の感性
第1章 いのちのときを生きる営みとしての心理臨床
はじめに
1 生きる背景としての時代性
2 出会いを生きる
(1)取り替えがきかない母親との出会い(事例一)
(2)不治の病いとの出会い(事例二)
(3)たましいの調べとの出会い(事例三)
(4)殺したい母との出会い(事例四)
(5)いのちのときとの出会い(事例五)
3 ひととして生きる
4 創られるわたし
おわりに
第2章 心理臨床の感性
はじめに
1 沈黙の声を聴く
(1)樹木の声を聴く
(2)沈黙する若者
(3)激しい怒りと沈黙
2 自然を知る
(1)樹を植える
(2)『はるにれ』
3 描画との出会い
(1)故郷との出会い
(2)風景との出会い
(3)バウム・テストとの出会い
おわりに
第3章「生きる」からの視線
はじめに
1 現代を生きる
2 くらしからの学び
3 あばかれる生
おわりに
第2部 事例「考える葦」
第4章「考える葦」再考
はじめに
1 事例「考える葦」再考
(1)出会いまで
(2)母親との心理臨床の場
(3)樹(いつき)との出会いと道行き
(4)二十年の歳月を経て
おわりに
第3部 糖尿病を生きる
はじめに
第5章 糖尿病という病い
1 医学と医療学
2 疾患と病い
3 食べるということ
(1)食べることと生死
(2)食事療法の困難さ
(3)食事療法の基本姿勢
(4)いのちとしての食事
(5)食べることの意味
(6)食事療法が伝えること
第6章 糖尿病者の語り
1 事例「糖尿病を生きる女性」
(1)糖尿病だとわかったとき
(2)妊娠と出産
(3)サマー・キャンプ
おわりに
補 章 「現前性(プレゼンス)」[アーサー・クラインマン]